インターネットの情報によると、札幌のシマエナガはすでに巣立ちをむかえたようです。
先週末、シマエナガを探しに出かけましたが見つからず。5月は1回も姿を確認できないまま終わってしまいました。
やはり、シマエナガ団子(巣立ち直後の雛たちが並ぶさま)を撮るためには、巣の場所を把握しておく必要がありますね。葉が生い茂る前の巣作りの段階で。
一か所だけ見つけてはいたんですが、ゴールデンウィーク初日の大荒れの天気後には無くなっていました。
まあ、見つけられないでよかったのかもしれません。というのも、エナガの巣を襲い雛をくわえ飛び去るカラスの動画(参照記事:弱肉強食)を見て思ったことがありまして。
その動画は、おそらく三脚に超望遠レンズを載せて撮影されたものでしょうが、巣の近くに張り付いていたことでカラスに場所を教えてしまったのではないかなと。
カラスの知能指数は鳥類ナンバーワンともいわれます。クルミの殻を割るために道路に置き、車に轢かせて中身を食べるカラスを見たことはありませんか?賢いカラスのことですから、人間の視線の先に何かがあると気づく可能性は充分に考えられます。
動画を見るまでは、育雛の様子を撮る気マンマンでいましたから、もし巣を何か所か見つけていたらシマエナガの繁殖の邪魔をしていた可能性がありました。自分がそこにいたせいで、無事に巣立てる予定だった雛がカラスに食べられてしまったら?撮りたいという欲望を優先して、こういう可能性に気付くことができなかった自分の愚かさを痛感した次第です。
画像は、ガードレールの壊れた支柱のなかに巣を作ったヒガラ。雨水が溜まって雛が溺れたりはしないんだろうか。