週末はシマエナガを探しに出かけているんだけど、4月30日を最後に1カ月近く会えていません。まったく姿を見かけない。ジュリリさえも聞こえてこないんだ。

そろそろ巣立ちの時期なので、ぎゅむぎゅむに雛が並ぶ“シマエナガ団子”を撮ってみたいんだけどなあ。叶わないかな。

そんななか、ショッキングな動画をYouTubeで見ちゃった。その動画とは、カラス(ハシブトガラス?)がエナガの巣へと降り立ち、嘴を差し込んで雛2羽をくわえだし飛び去るという内容。

野生に生きる動物の宿命、自然の摂理、弱肉強食・・・そんなことは分かっちゃいるんだけど、シマエナガを追いかけている自分としては可哀想で見てられなかった。カラス憎し。

以前も書いたけど、シマエナガの巣は外壁から作られています。シジュウカラやコガラのように、樹洞(じゅどう)に巣を作ればいいのに。

そうなると今度は樹洞争奪戦が勃発するのかな?身体の小さいシマエナガに勝ち目はないか。

中村登流(なかむらのぼる)「信州の自然誌 エナガの群れ社会」(信濃毎日新聞社)に書いてあったけど、繁殖成功率は営巣の場所によって大きく変わるらしい。カラスが多く生息する円山公園におけるシマエナガの繁殖成功率は低そうだ。

15年度カラスのねぐら調査/札幌市